グリーンセラピーで健康的な毎日を。

ガーデンセラピーについて

ガーデンセラピーについて

ガーデンセラピーとは?

ガーデンセラピーとは、庭(植物)に関わる環境の中で「五感」(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)を刺激するような体験を通じて、心や身体を療養する事を目的とした活動または療法です。

人は5つの感覚(視・聴・嗅・味・触)を通じて、外界の状態を認識します。

この感覚により行動、思考など様々な感情が生まれます。したがってこの「五感」を満足させていくことがガーデンセラピーを行っていく際にはキーワードとなります。

ガーデンセラピーは、医療行為にも含まれますが、それ以前の予防的な効果に大いに期待できます。そして何よりも、社会に蔓延するストレスを軽減する効果が大きく見込まれ、心の病気といわれるうつ病、パニック障害、アルコール依存症等にも期待ができます。

植物と接すること、植物を介して様々な活動を行う事が、人と接することにつながりコミュニケーションに発展していくからです。

以下、一般社団法人日本ガーデンセラピー協会より

~「ガーデンセラピー」とは、人の健康に対する庭の有効性を改めて確認し、庭とのさまざまな関わりの中で心身を整え、自己治癒力を高めながら健康な暮らしと健康寿命の増進を実現する“6つの療法”の総称です。

そして、私たち『一般社団法人 日本ガーデンセラピー協会』は、「ガーデンセラピー」を構成する6つの療法について産・官・学で協同し、研究・教育・啓蒙活動を行い、高齢化の時代において日頃から健康を考え、予防医学の観点から自己治癒力を高め、心身ともに豊かな住まい方、ライフスタイルをつくりあげていくことを目的としています。
ガーデンセラピーとは

ガーデンセラピーには、6つの療法が直接関係しています。

間接的には動物療法(アニマルセラピー)なども含むとさまざまな療法がガーデンで体感することができます。それぞれの療法がくらしの中で自然に行えるような空間を創造していくことが望まれます。

ガーデンセラピーイメージ

芸術療法(アートセラピー)

芸術療法(アートセラピー)芸術療法は、いろいろな芸術活動を通じて、病気を予防したり、病気の症状を改善したり、あるいは病気を治療して、心身の安定をはかる療法です。 写真療法、陶芸療法、音楽療法、ダンス療法、詩歌療法、書道療法、舞踏療法、箱庭療法、コラージュ療法などがあります。

芳香療法(アロマセラピー)

森林療法(フォレストセラピー)花や木など植物が放つ香りが心身の健康や美容を増進させる効果があることが知られています。この性質を活用して健康増進、精神的な癒しなどをはかる療法が、「芳香療法」です。ガーデ ンセラピーのなかでも最も重要な療法といえます。

食事療法

芳香療法(アロマセラピー)食餌療法とも書きます。広義には食事により病気を治療することですが、ガーデンセラピーにおいては、野菜やハーブを育て、食事の量やバランス、 また成分を調節することによって、病気の療養をはかったり、予防をはかります。 ハーブティーなどもここに含まれます。

音楽療法(ミュージックセラピー)

食事療法音楽療法とは、「音楽の持つ生理的・心理的・社会的働きを、心身の障害の回復、機能の維持改善、生活の質の向上に向けて、意図的、計画的に活用して行われる治療的、教育的技法である」と定義されています。認知症、加齢に伴うさまざまな慢性疾患・障害、脳卒中後遺症など、多くの場所で音楽療法が取り入れられています。

園芸療法(フィトセラピー)

音楽療法(ミュージックセラピー)園芸療法とは、「花と緑で人を癒す」療法で、植物とのかかわりを通して、心の健康、体の健康、社会生活における健康の回復をはかる療法です。
植物を育てる作業療法を中心に、さまざまな有効な療法が併用されます。
 

森林療法(フォレストセラピー)

園芸療法(フィットセラピー)森林環境を活用して心身の健康維持・増進、疾病の予防を行うことを目指すものです。 具体的には、森の中で歩行運動しながら、健全な体を維持するとともに、楽しむことによりさらに精神的な快適性を向上させ、保養効果を高めていこうとするものです。


五感の満足と七浴の充足のイメージ

五感の満足と七浴の充足

統合医療としてのガーデンセラピーのとらえ方

「統合医療」のあり方

ガーデンセラピーに有効なおすすめ植物

ガーデンセラピーにおすすめの植物

資料:タカショーリフォームガーデンクラブ 「ガーデンセラピーの庭づくり」植栽テキストより
監修:藤岡成介