ガーデンセラピーを推進する「きびの森植物園」オープニングセレモニー
■保有資格■
・ガーデンセラピーコーディネーター1級
・2級エクステリアプランナー
・ライティングコーディネーター
・福祉住環境コーディネーター2級
・ブロック塀診断士
・愛犬家住宅コーディネーター
岡山県吉備中央町に3年前よりオープンした
「きびの森植物園」の2017年春のオープニングセレモニーに出席してきました。
当日は吉備中央町の町長さんをはじめとする
関係者や報道陣も駆けつけていました。
町長さんの挨拶の中で印象的だったのは、
町の取組み、町おこしとして
「メンタルヘルスタウン構想」を掲げているというお話でした。
さらには「きびの森植物園」をガーデンセラピーが行える有効な場所として、
県内外、或いは世界にも情報発信を行っていきたいとの事でした。
吉備中央町の旧ストックファームという地に3年前にオープンした、きびの森植物園。
(きびの森植物園のHPリンクは末尾に記載)
実は深いご縁がある関係先なので、ここで簡単にご説明します。
3年前岡山県内の飲食店を経営するお方が
社会貢献活動の一環として植物園を始めるという事で、
元々牧草地であったこの地を造成し
構想も含め約2年を掛けてきびの森植物園を造りあげました。
その際に事業計画を任されたのが
現在きびの森植物園マネージャーの藤岡成介さん。
藤岡さんと勉強会等で懇意にさせて頂いていた私も
計画のお手伝いをさせて頂く事になり、
測量から始まり、設計デザインから工事の現場管理まで
全工程に渡り協力させて頂きました。
工事中はほぼ毎日岡山市内から
吉備中央町のこの現場まで通った日々が今では懐かくも感じます。
そんな大きな思い入れがある植物園なので
少しづつではありますが整備が進み、
成長していっている姿は感慨深いものです。
当日は基調講演として、ドイツ人大学講師の方のお話も聞く事ができました。
岡山理科大学や長崎国際大学等で、講師を務めており、
国家間で行われる研究にも参画されているケニー・クフタ先生。
ヨーロッパの伝統的な薬草やアジアの漢方等、
植物療法に関わる珍しい研究をされている先生です。
実際に使われる植物を用意して、
具体的な効能や薬効成分等についての話を聞く事ができ、とても勉強になりました。
来月には帰国して研究されるという事で、もう身近にお話を聞けなくなるのは残念。
そしてもうひとつの基調講演は
但馬高原植物園で植栽主任を務める田丸和美先生のお話。
実際に植物園を経営されている立場から、
植物園が町おこしに繋がるエピソードや
但馬高原植物園で行っている観光誘致のお話等幅広い内容の話をされました。
但馬高原植物園では県外からの観光誘致はもちろん、
インバウンド事業として海外の学生の受入れ等も実践されており、
植物園を舞台に様々な研修や体験を行って、
地元の振興に大きく貢献されているようです。
吉備中央町がこれから行っていこうとする、
町おこしの参考になるようなお話が盛りだくさんでした。
最後には、同じ敷地内にある
岡山乗馬倶楽部よりポニーも駆けつけてくれました。
乗馬クラブではホースセラピーを実践されているという事で、
植物園内の一部園路ではホーストレッキングが可能にもなっています。
吉備中央町の「メンタルヘルスタウン構想」の柱となる、
植物園のガーデンセラピー
乗馬クラブのホースラセラピー
今後の取組みと展開に期待したいと思います。
私の思い出がたくさん詰まった、
きびの森植物園に是非一度足を運んでみてください。
早朝には雲海を見る事ができ、
植物園のテラスから眺望できる夕暮れのサンセットもまた格別です。
アップダウンがあり、芝生の場所も多いので
子供も思いっきり遊んで楽しむことができると思います。
5月末から6月上旬に掛けては、200本近くの香りのバラを楽しむ事もできますよ。
■保有資格■
・ガーデンセラピーコーディネーター1級
・2級エクステリアプランナー
・ライティングコーディネーター
・福祉住環境コーディネーター2級
・ブロック塀診断士
・愛犬家住宅コーディネーター